—-背番号4番、度会隆輝選手は裏切らない男だ----

2026年3月27日、横浜スタジアム。横浜ベイスターズの対ヤクルトスワローズとの開幕戦
2026年3月27日、横浜スタジアム。横浜ベイスターズの対ヤクルトスワローズとの開幕戦。度会選手の名前は、スターティングメンバーの中になかった。
背番号2番牧秀悟選手の先頭打者ホームランで先制パンチをかましたベイスターズだったが、その後、なんとか1点は追加したものの、2本のホームランを打たれ、3対2のヤクルトリードで、9回裏になっていた。
度会選手の開幕は、願ってもないチャンスで巡ってきた。降りしきる雨の中、蛯名が見事なバントでセッティングしてくれた。代打度会選手。ワンナウト、ランナー2塁。足の速い代走の梶原選手が2塁塁上で待ち構える。一打同点、ホームランで逆転サヨナラの大チャンス。ヤクルトの抑えは、キハダ投手。
いつものように、何度かの素振りの後、右手てバットを立てて、左腕を頭の上に後ろからかぶせるようなお得意の構えをしてから投球を待ち受ける。
初球から積極的に内角の速球を振っていきファールボール。積極的でだ。ストレートを立て続けに3球、内角に投げ込んでくるキハダ投手。くらいついていく度会選手。落ち着いているようだ。やってやるという気持ちが全面に出ている。ただ、速球を3球ファールボールにしてから、ボールを挟んで、外角速球ストレートに手が出なかった。ボールと見極めたかもしれないが、怪しいところは手をださないといけない。
見逃し三振。悔しさの残る開幕戦、初打席だった。それでも背番号4は前を向く。
背番号4番、度会隆輝選手:打率:.000
2026年3月28日の対ヤクルト第2戦。
今期から先発に回った入江大生投手。今日も、度会選手の名前は、スターティングメンバーの中になかった。
入江投手は、出だしの1回は三者凡退でスタートしたが、2回、3回と、フォアボールから連打を打たれ、得点を重ねられる。入江投手は、クローザーだった時の思いっきりの良さが出てないように見える。打ってみろと言わんばかりのストレートで押して、フォークで三振を取る形をイメージしているファンに対して、その思いっきりがない中で、ストレートもフォークもコントロール精度がほんの少し悪いものを見せられた気がした。先発転向の初戦は、少々苦い船出になったか。
9回裏、5対2のヤクルトリードの3点差。対するヤクルトのピッチャーは、昨日同様、キハダ投手だ。
先頭打者のヒュンメル選手が空振り三振を喫する。ベンチの奥では、度会選手が準備をしている。
二人目の蛯名選手がセンター前ヒットで出る。チェンジアップが少し甘めに入った。
続く林選手は、レフトフライでツーアウト。
ここで、代打度会選手。昨日に続いて大切な場面でのチャンス到来。次の牧選手に繋ぐことができれば、またスタジアムは盛り上がる。何度かの素振りの後、ルーチンの右手てバットを立てて、左腕を頭の上に後ろからかぶせるようなお得意の構えをしてから投球を待ち受ける
初球外角152キロのストレートを見送り。ワンストライク。2球目も外角の速球、これをファールボールにする。3球目は、外角高めのボール球をレフト線方向にライナーのファールボールを放つ。1球ボールの間に、蛯名選手が2塁を陥れる。最後は、外角の速球を打ってセカンドゴロに終わり、ゲームセット。ストレートをとらえることができなかった。
度会選手の悔しさが2戦にわたって続く。背番号4番はラストバッターになっても落ち込まない。彼の頭の中では、なぜ、内野の頭を越える打球を打てなかったのか?だけであろう。
背番号4番、度会隆輝選手:打率:.000
2026年3月29日、まさかの2連敗後の第3戦。
背番号4番、度会隆輝選手、2番レフトでスタメンだ。
1回裏、牧選手が空振り三振の後、打席に立つのは、度会選手。第1戦、第2戦と、代打で結果を残せず、ストレスのたまる中、勝負してこいと送り出されたスタメンのチャンス。
2球続けてボールの後の3球目。フォークボールをドンピシャでとらえ、ライトスタンドへ放り込む会心の当たりだ。今期第1号のソロホームラン。1塁を回った度会選手は、右腕を高く掲げ、2塁を回るまでガッツポーズを続けた。掲げた右腕に、「俺はやれる。やるんだ!」という思いを込めているかのようだった。
次のチャンスは、7回裏。ツーアウトから、牧選手がセンター前ヒットで出塁。ホームランの後は2打席センターフライに終わっている度会選手。ボール2球の後、外角へのスライダーをセンター前に技ありのヒット。この日、今期初スタメンの筒香選手のタイムリーライト前ヒットにつながる。
先発の石田投手は、7回まで0点で順調にヤクルト打線を抑えてきたが、8回につかまり、投手交代のタイミングを逸したか、逆転を許していた。
9回裏、5対2のヤクルトリードの3点差。対するヤクルトのピッチャーは、星投手だ。
先頭打者の牧選手がセンター前ヒットで出る。続く度会選手が、初球の内角高めの速球をライトにはじき返した。その後、ビジエド選手の犠牲フライで1点を返したものの、佐野選手はヒットで続いたが、後続がつながらず。5対3で試合終了。
試合は負けて、3連敗となったが、次につながる活躍をした度会選手。連敗をリカバリーするための起爆剤として、ファンは度会選手の活躍を大いに期待するだろう。
そして、その期待に、背番号4 度会選手は裏切らない男だ。
背番号4番、度会隆輝選手:打率:.429 本塁打:1本 通算7打数3安打1打点

このコラムのテーマは、「3456の未来」とした。
背番号3 小田康一郎 25年ドラフト1位 内野手 中京高校ー青山学院-
背番号4 度会隆輝 23年ドラフト1位 外野手 横浜高校-ENEOS
背番号5 松尾汐恩 22年ドラフト1位 捕手 大阪桐蔭-
背番号6 森敬斗 19ドラフト1位 内野手 桐蔭学園高-
ベイスターズの次世代を担う若手たち。ちょうど、ひとけた台の背番号にベイスターズの未来がかかっている選手たちがひしめいている。
彼らの活躍と動向をできる限り毎週レポートしたい。
できれば、彼らの生きざまを書籍にしたいと考えている。
長丁場の5年単位での追っかけを敢行したい。
どうやって、スター選手になっていくのか?なれるのか?
・生き方や野球人としての信条、精神面の動き、心の持ちようと浮き沈み
・技術的な進化の過程と苦悩
・私生活と体力面の変化
を追いかけていきたい。
また、合わせて、ベテランの生きざまと戦いぶりも、追いかけておきたい。
背番号51 宮崎敏郎
背番号19 山崎康晃
背番号25 筒香嘉智
背番号27 藤波晋太郎


